ボルドーの右岸と左岸とは

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ボルドーワインを読み解く:左岸と右岸とは?

staff竹野
こんにちは!スタッフの竹野です。

 

暑いですね・・・(>_<)

避暑地で涼しくワインを飲む……なんて優雅な夏休みを過ごしたい!

みなさんは夏休みの予定たてましたか?

 

さて今回は、フランスのワイン名産地、ボルドーについて学んでいきましょう。

 

上質な「生まれ年ワイン」も多数輩出されているボルドー、じつは同じボルドーでも場所によってブドウやワインの風味が全然違ってくることをご存知でしたか?

ボルドーの中心を流れる川で「右岸」と「左岸」に分けて考えるのが一般的で、それぞれで個性豊かなワインを作っているのです!

 

同じボルドーでも全く違う風味のワインが作られているなんて、とっても興味深いですよね!

いったいどんな違いがあるのでしょうか?

 

【ボルドーは「右岸」と「左岸」に分けられる!】

ボルドーといえば、ワイン好きなら誰もが知るワインの名産地。

しかし、よっぽどのワイン好きでなければ、その細かな地形をわかる人は少ないのではないでしょうか?

 

ボルドー地方を見てみると、その中心に下から上へと大きな川が流れているのがわかります。

最初は二股に分かれていますが、下流では一つの大きな川となっているんですね。

二股の右側をドルトーニュ川、左側をガロンヌ川と呼び、2つの川が交わった大きな川をジロンド川と呼びます。

 

そして、このジロンド川の右側(ドルドーニュ側)を「右岸」、左側(ガロンヌ側)を「左岸」と呼び、ワインの産地を表現するときに使います。

 

右岸と左岸ではそれぞれできるブドウの品種やワインの特徴が違い、特徴があるのです。

 

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【右岸と左岸で何が違うの?】

「川で分かれているからって何が違うの?」と思う方も多いはず。

ここからは右岸と左岸の主な3つの違いをご紹介していきましょう。

 

<①土壌>

右岸と左岸ではまず、土壌が大きく違います。

 

右岸は粘土質の土で、しっとりとした土壌。

これはドルトーニュ川の上流に森林があり、みずみずしい土をドルドーニュ川が運んできてくれるからです。

 

一方で左岸は、砂利のさっぱりした土壌が中心に。

ガロンヌ川の上流にはピレネー山脈があり、そこから岩のかけらが川を伝ってころころと転がってきたことにより、砂利になっています。

 

右岸はしっとりとみずみずしい土壌でしたが、左岸は水はけがよいさらさらとしたイメージ。

この違いがブドウ作りに大きな影響を与えているというわけですね。

 

<②ブドウの品種>

土壌が違うからこそ、育ちやすいブドウも違います。

 

右岸ではメルローやカベルネ・フランが育ちます。

左岸はカベルネ・ソーヴィニヨンが中心に。

 

ボルドーといえばカベルネ・ソーヴィニヨンを思い浮かべる人が多いのですが、メルローやカベルネ・フランなどの果実味のあるブドウもまた、おいしいワインを作るのにかかせない存在です。

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ボルドーはカベルネ・ソーヴィニョンが中心と思っている方が多いですが、これは左岸の話。ボルドー全体ではメルロが最も栽培されています。

 

<③ワインの味わい>

土壌が違い、育つブドウが違うと、当然ワインの味わいも変わります。

 

右岸のワインは果実味たっぷり、タンニンは(左岸に比べると)少なくやわらかめのワインが数多く輩出されています。

一方左岸では、カベルネ・ソーヴィニヨンの魅力をいかした、タンニンがしっかりとある力強いワインが輩出されています。

 

どちらもそれぞれに個性のあるワインが作られているのですね。

 

寺井
あくまで「左岸と右岸を比べると」です。同じボルドーですから、他の産地から比べると当然両者は似ています。

 

【それぞれの代表的な地区とワイン】

皆さんがご存知の通り、ボルドーは有名なワインを多数世に送り出しています。

今回は右岸と左岸に分けて、その代表的な地区とワインをご紹介しましょう。

 

ボルドーは主に5つの地区でランク付けがおこなわれていますが、右岸ではサンテミリオン地区、ポムロール地区、左岸ではメドック地区、クラーブ地区、ソーテルヌ地区があります。

 

また、ボルドーは5大シャトーと呼ばれる貴重なワインがありますが、そのうちの4つが左岸のメドック地区で作られ、シャトー・オーブリオンだけが右岸のクラーブ地区で作られています。

寺井
五大シャトーはメドック格付けの1級のものをいうので当然メドックのものを言います。

メドック格付け唯一の例外がオーブリオンでグラーブ地区なのにメドック格付けに入っています。

しかもそれが1級なのです!

 

また、左岸のソーテルヌ地区はいわずと知れた貴腐ワインの名産地。

シャトー・ディケムを代表とする多くの貴重な貴腐ワインが生み出されている場所です。

 

こうなると左岸のほうがワインが優れているように思えますが、そんなことはありません。

 

たとえば右岸のポムロール地区ではかの有名なシャトー・ペトリュスが作られているなど、左岸のワインに匹敵するワイン作りがなされているのです。

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シャトー・ペトリュス1992へ

 

【まとめ:ボルドーには魅惑のワインがたっぷりある!】

右岸と左岸、どちらにもそれぞれの魅力があり、どちらがよいかなんて決められないですよね!

生まれ年ワインでもボルドーの右岸、左岸で作られた高価なワインを多数扱っています。

ワインを選んだり飲んだりするときに、ちょっとした豆知識として使ってみてください。

 

 

(参考サイト)

https://www.bordeaux-wines.jp/

スタッフ竹野
スタッフ竹野
実家がイタリア料理店だったこともあり飲食への好奇心が旺盛
別のワインショップで3年間アルバイト経験あり
普段の趣味は美術館巡りと読書(日、英、仏文学、現代小説、ビジネス本・・・そしてマンガも大好き♪)
非日常の趣味は、旅行!国内外問わず旅に出られるタイミングに出てしまう^^;

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